~親身に、寄り添い支える~ 

 

 最近gotoトラベルの東京発着が解禁になり、結果として人の往来が更に増え、新型コロナウイルス感染拡大も懸念されています。少し前までは感染に配慮した形で、遠方を避けて地元の人が近場で過ごす旅のスタイル、『マイクロツーリズム』が推奨されていました。自宅から30分~1時間程度で、安心・安全に過ごしながら身近な地域の魅力を改めて知ることができます。身近な地域の方々と繋がることで、地域経済にも貢献することができ、地域全体の活性化にも寄与することになります。私も、地元のかみのやま温泉や赤湯温泉などを訪ねて、いくつかの気づきや再発見がありました。それぞれの温泉や宿の特徴・魅力があり、お湯につかり、美味しい食事をいただき、感染に配慮した形で宿の方々から『おもてなし』を受け、心身共に癒されました。 
 『おもてなし』は、ニュアンスが多少異なるとは思いますが、英語では『ホスピタリティ』になります。ご存知の方も多いと思いますが、語源はラテン語のHospes(客人の保護者)であり、病院のホスピタルも同じです。よく『医療サービス』と言われますが、これは主に科学的根拠を元にしたマニュアル化された医療の提供をさします。医療機関として、患者様の権利を尊重し相互の信頼関係のもと、安心・安全に専門的医療を実践するための重要な基盤です。しかしながら、それだけでは不十分であり、病から癒え、より元気になり職場復帰や家族の元に帰っていただけるような『ホスピタリティ』を、当院で提供していきたいと考えます。
 簡単なことではありませんが、思いやりをもって患者様・ご家族に親身に寄り添い支えることも、私たちの重要な使命と考えます。名湯と『おもてなし』で心身を癒し、万人に選ばれる老舗旅館のように、皆様から安心してお任せいただけるよう日々努力して参ります。

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    病院長 安藤常浩