新型コロナワクチン接種が、各自治体や職場などの工夫と努力で急速に進む中、東京オリンピック開催まで一か月をきりました。ワクチン接種を加速させながらも、接種回数等では日本は諸外国の後塵を拝しており、選手団やメディア等の入国者、大会会場等での明らかな人流の増加による影響、更には最も懸念されている変異型のデルタ株(インド型)による感染拡大が心配されています。大会の成功のみならず、感染のコントロールについても世界の注目を集め、大会関係者においては細心の注意が払われるところと察します。
 1年以上コロナ禍が続き、同様に医療現場は緊張の糸が切れぬよう、感染対策を継続しているため、明らかにストレスが蓄積されていると感じます。医療機関は、もとより高い集中力や緊張状態を要する職場です。人間の生死に関わること、24時間体制の不規則勤務、対人ストレス、常に発展する特殊な医療環境の変化への適応など、心身共にストレスが加わり続くため、日常的に積極的なストレスコントロールが必要と考えます。
 身体を休ませてしっかり休養を取ることはもちろんですが、運動や好きな趣味に没頭できる時間をとることや、また、最近ではSNSなどの多様な情報源の中でネガティブで不確かなものに振り回されないよう情報を整理して受け止めることも大切と考えます。
 それぞれのライフスタイルや興味に合わせて、如何にリラックスして心身の休息をとりリフレッシュする事を、意図的にコントロールするセルフケアを心掛けることがとても重要です。私も先週末、密を避け家族と共に宮城県境のダム湖を訪れ、美しい新緑と美味しい空気を体いっぱいに吸い込んできました。
 勿論、当院でも仕事のストレスを緩和する取り組みを行っています。その中で、「ワーク・ライフ・バランス(WLB)活動」として、昨年は「楽しいお家時間の過ごし方」を職員同士が互いに紹介し合い院内に掲示しました。そして今年は、「おすすめのテイクアウト&感染対策を徹底している食事場所」を各職場ごとに現在作成中です。

 各自のセルフケア推奨と同時に、病院としても「働き方改革」として、ストレスコントロールに積極的に取り組んでいきたいと思います。私のモットーとする「楽しく、仲良く、元気よく」が持続できるよう、努力して参ります。少しの心の余裕や自然にこぼれる笑顔が、患者様を治癒に導く力になると強く信じます。

 チーム力イラスト 

 

 

 

病院長 安藤常浩