昨年からの新型コロナウイルス感染症の流行により、人と人とのコミュニケーションに様々な制約が加わりました。当法人でも、年に一度およそ600名の法人全体の職員が集まる春の新人歓迎会や、各事業体の忘年会、また職員旅行や芋煮会など互助会主催の様々な交流会も、今のところ中止となっています。特に、1・2年目の若いスタッフには、職場の先輩や他部門の仲間たちと仕事以外での交流機会が少なくなり、たいへん残念に申し訳なく思っています。
 この1~2年の間に、人と人が直接会って話す機会が減り、インターネット等を介したオンラインでの交流が増えています。当院でも、研修会などは画面上で講師から専門的な情報をお聞きする形態が当たり前になりつつあります。また、診療においても電話再診やオンライン診療が許可されました。当院では、電話再診のみ行っています。患者様とご家族との面会もオンラインで可能となりご利用いただいています。
 ただ、やはりコミュニケーションとは、単に情報が伝わればそれで完成かというとそうではないと思います。特に我々日本人は、相手の表情や言葉や口調に含まれた気持ちを察しながらコミュニケーションをとろうとします。また、それを暗に感じて欲しいこともしばしばです。常に我々は、それらを総合的に解釈し判断していると思われます。画面だけでは顔色や表情が不明瞭だったり、音声が多少異なっていたりと十分に伝わらないことが多く、今後5G・6Gなどのテクノロジーによって克服される部分があるとしても、現状では対面でのリアルコミュニケーションとは大きな差があります。人は、社会的な存在であり、相手に自分の気持ちを含めた情報を伝え、受け止めて欲しいと願います。そういった仲間とのコミュニケーションの積み重ねが、やがてコミュニティを形成し安心できる「居場所」を形成していきます。そして、そこには共存・協働していくための信頼関係が存在します。時代や年代などにより、SNS等を含めコミュニケーションスタイルの多様化はあったとしても、相互理解の本質は変わらないと思います。
 以前から私のモットーとして、「楽しく、仲良く、元気よく」を職員には話しています。楽しくは、専門的知識とスキルアップに努め充実し楽しく仕事をする事、仲良くは良好なコミュニケーションを保ちミス無く互いに働きやすい環境をつくる事、元気よくは健康で働き続ける事です。今後のwithコロナの時代においては、コミュニケーションが更に重要になると考えます。全職員が安心して働ける職場になるよう、そしてみゆき会が今以上に愛着ある職場(居場所)になるよう願います。今後もコロナウイルスの感染対策は続きますが、互いに良好なコミュニケーションがとれるよう、環境づくりに一層努めたいと思います。
 

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 病院長 安藤常浩