施設長あいさつ
この度、仙道富士郎先生の後任として、みゆきの丘施設長を務めることになりました。新任にあたり、また新年度の当初にあたりご挨拶を申し上げます。
「みゆきの丘」は、1995年のデイケア施設の開所を皮切りに、介護老人保健施設の開設、訪問看護ステーションの開所などを進め、「地域のニーズに即した高齢者・各世代へのトータルケアサービス」「地域の医療・福祉施設との連携を図り、トータルサービスの提供」をモットーに、長年にわたって当地域の介護センターとしての役割を果たして参りました。
私自身は、ここ数年、内科医としてみゆき会病院の療養病棟やリハビリテーション病棟を担当すること、また両親の介護や地元の施設にお世話になることを通じて、介護の重要性を実感しています。
高齢の人々の立つ場は、演劇の大円団の前の一幕、野球で言えば8回表、人生を締めくくる大事な場面であり、幼年・青年・壮年と同様にあるいはそれ以上に大切な時間です。介護は、そこに寄り添って日々の生活を支える作業です。高齢者が住み慣れた土地で、自分らしく、気持ちよく人生の終盤に向かうことを皆で手伝ってゆく、介護とはそういうことだと思います。本人にとって、また家族にとっても、頼りとなる掛替えのない仕事だと思います。
「みゆきの丘」は、これからもそのような心構えで、職員一丸となって、地域の皆様の介護やリハビリに努めて参ります。私も、微力を尽くす所存です。
これから高齢化がさらに進んで行く社会情勢の中で、みゆきの丘の介護センターとしての役割は益々増してゆくと思われます。
関係各位には、これまで同様、ご指導ご鞭撻いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和2年4月 施設長 佐藤伸二