9月28日(火)、三の丸主催で「認知症予防と進行を防ぐレクリエーションについて」というテーマで勉強会を開催しました。
 認知症の方のレクリエーションは、「居場所をつくってもらうこと」「幸せな気分になってもらう事」「楽しいと思ってもらうこと」が目的で、「どれだけ脳を刺激できるか」が重要なポイントになります。また、認知症の重症度(進行度合い)により、症状やできること、できなくなることが変わってくるため、軽度、中等度、重度のレベルに適したレクリエーションを行うことが必要です。
 勉強会の後半では、「コグニサイズ」について詳しく学びました。「コグニサイズ」とは、コグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語で、多様な種類の運動を頭を使って考えながら行います。運動による体への負荷と、課題が上手くいくように脳を使うことで、脳と体の機能を効果的に向上させ認知機能の低下を抑制すると言われています。コグニサイズには、コグニステップ・コグニラダー・コグニウォークなどの様々な運動の種類があり、皆で一緒に行うことで間違えて笑ったり、試行錯誤しながら楽しんで行うことが大切です。
 紅寿の里では、ケアの質の向上を目指し、これからも様々な専門的アプローチに取り組んでまいります。

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