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 当施設では令和7年6月より、社会福祉法人恩賜財団済生会「山形済生病院」の中村由紀子先生(ご専門分野:消化器)による出張VE(嚥下内視鏡)検査を2ヵ月に1回の頻度で開始しました。 VE検査は、食事中にむせる、飲み込みに不安がある方に対して、細い内視鏡を鼻から挿入し、嚥下(飲み込み方)や嚥下力(飲み込む力)、喉の機能などを直接確認する検査です。 検査結果をもとに、食事の形態や姿勢などを見直し、多職種(医師・介護士・管理栄養士・看護師・リハビリスタッフ・介護支援専門員など)で意見を出し合い、より安全で安心な食事摂取方法やケアにつなげていきます。施設内で検査を行うことで、普段と同じ環境・食事で検査ができるため、実生活に活かしやすいのも特徴です。

  • 中村先生にご指導いただきました。
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 検査では、在宅に戻られる予定のある入所者様については、ご自宅での食事に不安を感じているご家族にも同席いただき、一緒に検査を確認いただくことで理解を深めながら不安の軽減にも役立っています。
 今後も、関係医療機関との連携を一層深めながら、一人でも多くの利用者様が美味しく、楽しく、安全に食事を続けていただけるよう、職員一同取り組んで参ります。