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講師を務められた「一般社団法人MY Wells地域ケア工房」の神谷浩平先生

 10月23日(木)に、隣接するみゆき会病院を会場に、10施設から医師、看護師、介護士、相談員、ケアマネジャー、管理栄養士など52名が参加し、山形県老人保健施設協会村山地区職種別研修会が開催されました。村山地区の老人保健施設が直接集まる研修会は、新型コロナウイルスの流行で一時中断したこともあり、約6年ぶりの開催となります。今回は、「その人らしい最期を支える老健の役割」をテーマとした「看取り」の研修会が行われました。

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 当日は、一般社団法人MY wells地域ケア工房の神谷浩平先生を講師にお招きし、講演とグループワークを行いました。神谷先生は、緩和医療専門医の指導医でもいらっしゃいます。 講演では、神谷先生のこれまでの体験談を交えながら、看取りが近い時期の判断、利用者様やご家族様とのコミュニケーションで大切にすべきこと、また、死が近い時期の心身のケアなどについて詳しくお話しいただきました。 グループワークでは、職種別に分かれディスカッションを行いましたが、今回は特に医師である施設長の皆さんにもご参加いただき、専門的見地や経験を交えて他職種とディスカッションを行うなど、より現場にそくした深い話し合いが出来たと思います。参加者の皆さんが、各専門職の立場からそれぞれの看取りに対する考えを自身の言葉で話し合い、施設における看取りへの取り組みに対する思いで会場が一つになり、とても充実した研修会となりました。

 

ケアサービス副部長 吉田 憲弘