身体拘束等適正化と高齢者虐待防止についての勉強会を、2月24日(金)に通所リハビリ南館主催で開催しました。前期に続き、二度目の開催となります。今回は、全国の高齢者虐待件数の現状を把握すると共に、身体拘束や高齢者虐待が及ぼすさまざまな具体的な影響について再確認を行いました。
 事例検討では、ある医療機関で実際に発生した高齢者虐待を例に、虐待に至ってはいないものの、グレーゾーンと思われる「不適切なケア」についてグループワークを行いました。不適切なケアは、高齢者虐待や身体拘束につながる可能性が非常に高く、早期に対応し芽を摘む事が重要です。介護現場においても、問題や疑問が発生した際は、お互いに注意・指摘し合う意識をもって速やかに改善することが大切であることを再確認しました。
 近年、新型コロナウィルス感染症の影響もあり、生活への不安や人間関係のストレスを抱える人が増加しています。高齢者への虐待も、増加傾向であることが明らかになってきました。今回の勉強会を通し、我々介護施設に求められる重要な役割を再確認しました。

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