去る、平成29年10月18日と11月21日の二日間、合わせて46名の監督職者(主任、副主任)が、法人主催の監督職者研修を受講しました。法人の現状や今後の方針を学ぶと共に、現場の中心的存在として、自分を振り返ると共に、現場の課題解決について考える良い機会となりました。

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福富常務理事と山崎事務局長からは、「みゆき会の今後と展望」というタイトルで、みゆき会病院そしてみゆき会全体の運営・経営の現状と課題、また今後の方針や展望について、貴重なお話をいただきました。法人トップから、より具体的な話を聞くことができたことで、受講者からは「目標や目的達成のために、自分たちが現場でどう頑張って行けば良いのかを考える良い機会になった」という、多くの声が聞かれました。

 

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    研修の様子

社会保険労務士の三河修司先生からは、パワーハラスメントのご講義を頂きました。同じ言動でも、相手への伝わり方や感じ方は異なり、指導・教育ととらえる人、パワハラととらえる人・・・。その方に合わせた個別的対応の重要性と共に、グループワークでは具体的な事例検討を行い、お互いに意見交換を行いました。権利意識が高くなってきている社会や職場の中で、日頃のコミュニケーションや信頼関係づくりの重要性を学びました。

 

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紅寿の里の角川事務長からは、「監督職へ期待すること」というテーマで、河北町役場勤務時代の苦労話や、趣味として続けられている野球の審判のお話等を題材にお話しいただきました。「オンとオフの大切さ」「他人だけではなく自分自身を大切にすること」「根拠の明確化と察する力」など角川事務長の実体験からあふれ出る数多くの言葉に、受講者は皆引き込まれていました。

 

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    研修の様子2

川井看護部長の講義では、自分自身を振り返りながら自己分析し、主任・副主任の役割を認識する時間になりました。主任・副主任に命じられた頃の気持ちや、これまでの成功体験などを自分自身の言葉で皆に伝える場面をもつことで、ひとり一人が現在の自分を振り返る機会となりました。最後は「これから主任・副主任として大切にしたいこと、また必要と思っていること」について決意表明し、明日からの自分達の役割について、想いを新たにしました。

 

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    発表
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    成果物

最後の時間はグループワーク。「主任・副主任として自部署で問題に思っていること、解決できないでいること」というテーマで、ディスカッションです。現状分析から課題を明らかにし、グループごとに具体的な解決策について話し合い、大判用紙にまとめました。グループごとにプレゼンテーションを行い、日頃は会って話すことも少ない自分と同じ立場である他事業所・多職種の仲間達と情報共有を行いました。 自らの業務をこなしながら、上司を支援し部下を育成するという難しい立場の主任・副主任の皆さんが、とても意欲的にそして前向きに意見交換をしている姿が印象的でした。 受講生の皆さん、一日たいへんお疲れ様でした。また、講師の先生方、どうもありがとうございました。