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 当院ではこのたび、手術室に移動式の画像撮影器機「O-arm(オーアーム)」を導入しました。山形県内の医療機関では初めての導入となります。
 この器機は、手術中確認しにくい箇所について、X線を用いた高精細な透視画像とCTのような三次元(3D)画像で映し出すことが可能なイメージングシステムです。主に脊椎疾患など骨をネジで固定する手術などで使用します。

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 以前は手術前にCT室で撮影していたCTスキャンが、手術中360°全ての方向から撮影することができ、ネジの挿入場所や角度をリアルタイムで把握できるため、より短い時間でネジを挿入することが可能となります。その結果、より正確かつ迅速・安全な手術が期待されるほか、合併症などの軽減やより低侵襲な手術の提供が可能となり、患者様の負担軽減がなされます。適応となる疾患は、脊柱側弯症、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症などです。

 5月2日(金)、医師、看護師、放射線技師、臨床工学技士などが器機の説明を受け、実際にシミュレーションを行いました。みゆき会は、患者様により安心、安全な医療サービスが提供されるように努めて参ります。

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