認定理学療法士:認定分野 脳卒中

 
選ばれる療法士へ ~ 学びは一生、常に向上心を忘れずに~

写真1 理学療法士は、2023年時点で全国に約136,000人在籍しています。日本理学療法士協会では、今まで以上に専門職としての質を保証するため、生涯学習制度として「5年ごとの更新制」を取り入れ、生涯にわたり知識、技術の維持・向上を目指しています。その中でも認定理学療法士は、より高い専門性を兼ね備え質の高い理学療法を提供することを目的とした資格です。私が取得した脳卒中認定理学療法士は、現在3,615人います。
 認定理学療法士を目指そうと思ったきっかけは、これまで自分が培ってきた経験や知識を、専門職というひとつの形として活かしていければと考えたからです。資格取得には、指定研修カリキュラムの受講、レポートの作成、筆記試験がありましたが、職場のスタッフや家族のサポートがあってこそ達成できたことであり、感謝の気持ちでいっぱいです。
 療法士となり四半世紀となりますが、改めて感じることは「学びは一生」ということです。私の好きな漫画スラムダンク作者の井上雄彦さんは「プロフェッショナルとは、向上し続ける人」と述べています。これからも、リハビリのプロフェッショナルとして選ばれる療法士を目指し、日々向上し続けていきます。「あきらめたらそこで試合終了ですよ」と。