1月14日(木)虐待関連の研修会を行いました。医療福祉相談課の赤城教之課長が講師となり、児童虐待・高齢者虐待・障害者虐待・ドメスティックバイオレンスについて、法的根拠や虐待の種類等といった基本的な知識、そして相談・通報件数の推移等について解りやすく説明がなされました。また、当院の「虐待対応マニュアル」について解説があり、虐待が疑われる場合の具体的な対応についても詳しい説明がありました。
 虐待件数は増加傾向にあり、特に児童虐待の相談件数・通報件数の増加が目立っています。昨今では、コロナ禍が続き自粛生活でステイホームの時間が増えたこと、仕事や生活費等の不安、そして先行きが見えない不安定な状況が続くことへの精神的ストレス等の増加が一因とも言われています。新型コロナウイルスに対する感染予防や生命を守ることはもちろんですが、同時に家庭という小さな「社会」の中で、弱い立場の人がフラストレーションの矛先とならないように守っていくこともコロナ禍の大きな課題です。私たちも医療・介護の現場で、決して見過ごすことの無いよう対応に努めて行きたいと思います。

  • 医療福祉相談課 赤城課長
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  • 密を避け人数を制限しての開催
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    資料1
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    資料2