7月19日(木曜日)、山形大学医学部脳神経外科の園田順彦教授より「知っておきたい!脳卒中の予防、治療法」というタイトルでご講演をいただきました。当日は、みゆき会病院だけではなく各介護事業所からも、合わせて約130名と数多くの職員が参加しました。講演では、脳梗塞や脳出血などの疾患の仕組みや予防に関する知識、特に高血圧症や高脂血症そして喫煙のリスクなど、基本的な生活習慣病予防の重要性についてお話しいただきました。また治療についても、点滴治療やカテーテル治療そして手術など、具体的なデータや実際の画像をもとに、丁寧にまたユーモアを交えながら解りやすくご説明下さいました。

今日では「高齢だから積極的な治療は・・・」など単に年齢だけではなく、発症後の経過時間や症状は勿論、患者様の理解力や意思・意欲、時には生活歴を含めた総合的な医師の判断により、早期の適切な治療やリハビリテーションを行うことで症状が劇的に回復する症例も多くなっています。超高齢社会・長寿社会だからこそ、医師の先生方が病気だけではなく、患者様の「生きる力」を見つめ、より「適切な医療」という視点で治療を行うことが大切であるということ。患者様の生きる権利や生活を尊重した医療について、深く印象に残るご講演でした。

医療・介護に携わる我々にとっても、明日からの業務に思いを新たにできる講演会となりました。園田教授、お忙しい中ご講演いただき、誠にありがとうございました。

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