9月18日(火)札幌がんセミナー理事長の小林博先生より、ご講演をいただきました。小林先生は、日本癌学会会長などを歴任され、癌に関する数多くの研究成果を残されていらっしゃいます。当日は、この度の北海道胆振東部地震の被害が残る札幌からわざわざご来県いただき、地震の様子などについてもお話し下さいました。会場には、病院や介護施設から約120名の職員が集まり『健康と人生、思いつくままに』というテーマでお話しいただきました。

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講演会は、小林先生を恩師と仰ぐ仙道富士郎施設長の講師紹介でスタート。「地球がうまれて約46億年。人類が出現したのは、たった約600万年前のこと。大きな無限の宇宙空間の中では、ほんの一瞬の出来事であり、如何にささやかな存在であることか。」「我々の一生は、長くて100年。個体としての存在は短いが遺伝子は永遠に残され繋がっていく。この生命の神秘と、私達ひとり一人が生を受けた偶然と不思議。それ故の、命の尊さ」。小林先生の、長い人生経験そして研究人生の中から、とても大切な数多くの、そして温かいお話しをお聞かせいただきました。

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「生きて行くために最も大切なことは?・・・健康、お金、それとも愛情・・・?」。ご自身と学生とのエピソードなどを交えながらのお話しは、医療・介護に携わる我々にとって、生きることの原点、そして患者様や利用者様との向き合い方を考える機会となりました。

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講演の最後では、ご専門である癌の予防についてお話しいただきました。生活習慣病やストレスのリスク、適度なスポーツの大切さなど、とても優しい言葉で解りやすくお話しいただきました。
小林先生、これからもお元気でご活躍ください。たいへん貴重なお話を、誠にありがとうございました。