理学療法士の工藤大輔さんが国際学会で研究発表し優秀奨励賞を受賞しました。(2018年11月23日〜25日)
私は、台湾で11月23日から25日まで行われた「第4回Taiwan International Congress of Parkinson's Disease and Movement Disorders(4th TIC-PDMD)」という国際学会に参加し、ポスター発表をさせていただきました。本学会は、主にパーキンソン病や脳卒中などの脳血管疾患から生じる運動障害をテーマとして扱っています。私は「Immediate effects of anodal tDCS combined with patterned electrical stimulation on temporal gait asymmetry in patients with stroke」という演題で発表をさせていただきました。これは『脳卒中片麻痺患者に対するanodal tDCSとPESの併用が歩行時の時間的非対称性に与える影響を検討した研究』で、脳と末梢神経への電気刺激の併用が歩行動作の再獲得に有効である可能性を示すことができました。
英語でのプレゼンテーションや質疑応答は初めてでしたが、医師や多方面の分野でご活躍されている研究者の方々にご意見をいただき、とても良い経験になったと感じています。そして更には『優秀演題参加奨励賞(Travel Grant Award)』を受賞することができました。これも、研究のご支援をいただいた多くの先生方、そして私の研究に理解と協力をいただいた職場の皆様のおかげと考えています。 今後も、研究活動を継続し更に発展させていくと共に、これらを日々の臨床業務で活かしていくことができることを目標に、尽力を惜しまず努力していきたいと思います。今回、このような貴重な機会を与えていただき本当にありがとうございました。