10╱27(日)、みゆき会病院の粟野理学療法士と介護老人保健施設みゆきの丘の阿部作業療法士が、台風19号で被害の大きかった福島県伊達市で災害支援活動を行いました。二人はJRAT(大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)の支援部隊として、山大病院・山形済生病院・至誠堂総合病院のメンバーと共に、避難者の活動性維持や廃用予防のための軽体操、深部静脈血栓のチェック等を行いました。また、災害で杖を流された方や避難生活で歩行が不安定になった方へ補助具の支給や指導などを行いました。
 JRATは「災害弱者などが自立生活を再建するためのリハビリ支援」を目的とし、東日本大震災を機に各リハビリ関連団体が連携し発足されました。山形県では、事務局(部長:山大整形外科髙木理彰教授)である山大病院を中心に活動が開始されました。JRATでは、組織化されたチームの中で各スタッフの責任と役割が明確化され、医師のリーダーシップのもと統制された効果的な支援が実施されます。大規模災害の支援では、個人の能力と共にチーム・組織力が非常に重要です。

 みゆき会は、これからも院内に留まらずそして単に機能訓練としてのリハビリテーションだけでなく、「もとの自分本来の社会生活を取り戻す」リハビリテーション活動に積極的に参加し、地域社会貢献を実践していきたいと思います。

  • 車窓から見た伊達市内の様子
    被災写真1
  •  情報共有、カンファレンス風景
    カンファレンス

                山形県JRATチームのメンバー

      JRATチーム

  • 支援活動の様子
    JRAT活動状況
  • JRAT組織、指示命令系統
    JRAT指示命令系統

「JRAT(大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)」

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