認知症看護認定看護師

 

この病院に出会えて良かったと思っていただけるために

 
荒井NS 2 認知症の方や、そのご家族の支えになりたい、認知症看護に困難を抱えている看護師にサポートしたい、そう思うようになったことが、認知症看護認定看護師を目指したきっかけです。
 9か月間の認定看護師の教育課程では、認知症看護に必要な科目と特定行為の習得が必要で、レポートや試験が正直とても大変でした。でも、認知症の方と関わる中で「ありがとう」「あなたと話をすると元気が出る」などと言葉をかけてもらえると、大きなやりがいを感じます。また、スタッフから認知症ケアについて相談を受けた時や、スタッフの認知症に対するイメージや対応に変化がみられた時には、とても嬉しく思います。この資格を取得するために、職場の仲間からもたくさん協力してもらいましたし、これからは恩返しができればと考えています。 
 認知症の方やそのご家族に、当院に出会えて良かったと思っていただけるように、全職員が認知症に対する理解を更に深めていける病院になるよう、頑張っていければと思っています。
 認定看護師は、専門的な知識や技術を養い、知識や技術を向上させるために、資格取得後も自己研鑽を続けていくことが求められます。そして、それは一人だけの努力ではなく、同じ志を持った仲間たちとの活動を通じて互いに学び合うことで、自己のレベルアップにもつながっていくのだと感じています。
 認知症看護認定看護師としての活動は、始まったばかりです。 今後は、私の役割をより広く知ってもらえるように、活動を広げていければと考えています。 皆さんも、自分はどんな看護師になりたいのか。強い意志と目標を持って、看護に携わってほしいと思います。

皮膚・排泄ケア認定看護師

 

地域医療に貢献できる認定看護師を目指して

 

吉田NS 2 皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡や脆弱な皮膚のスキンケアやストーマ周囲皮膚管理、失禁によるスキントラブルの予防や排泄管理などを専門に携わっています。質の高いケアを患者様に提供するために、専門的知識に基づいた観察や判断でケアを行い、スタッフには看護技術の指導をしています。また、医師や看護師など多職種から相談を受けるなど、活動は多岐にわたります。
 私は、みゆき会病院に勤務して5年目になります。認定看護師活動についての認知度もあがり、年々相談件数も増えてきました。相談内容としては、脆弱な皮膚に対するスキンケアや、褥瘡などの創傷管理・ストーマ管理が多く、患者様の苦痛緩和と入院前の生活に少しでも近づくような援助をしたいという思いで、日々活動を行っています。
 そして、「治療」と「生活」の両面から患者様へ安全で迅速な対応が行えればと、令和4年度看護師特定行為研修を受講し、「創傷管理関連」「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」に係る特定行為研修を修了することができました。
  1年間の研修期間の中で、仕事と研修の両立に大変さを感じましたが、上司の理解や同僚からのサポートもあり、学ぶ環境には大変恵まれました。この恩恵を糧に、今後も当院での活動に尽力し、更には地域医療に貢献できるように頑張ります。