血液の病気全般を診断・治療致します。貧血や出血傾向、また全身倦怠感が強い方や関節痛・発熱などの症状がある場合はご相談下さい。 

医師紹介

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  • 佐藤 伸二 Shinji Sato

    副院長 健診センター長 診療技術部長

    Profile

    山形大学医学部卒業
    山形大学医学部臨床教授(血液学)

    Message

    内科を担当しています。内科の中でも、貧血や血小板・白血球の病気、リンパ節や骨髄の疾患をみる血液内科が専門です。血栓のできやすい状態の方、血友病など出血しやすい方もサポートしたいと思います。

  • 専門分野

    血液内科

    所属学会・受賞歴

    ●日本内科学会 認定医
    ●日本血液学会 認定医
    ●日本細胞治療・輸血学会 認定医、評議員
    ●日本血栓止血学会
    ●医療の質・安全学会
    ●第20回東北医学賞(日本細胞治療輸血学会東北支部功労賞)受賞(2019年)

  • 佐藤伸Dr

 

  • 相澤 桂子 Keiko Aizawa

    Profile

    山形大学医学部 第三内科

    専門分野

    血液内科

    所属学会・研究会

    ●認定内科医
    ●血液専門医

主な疾患と治療

症状

血液の赤味(ヘモグロビン濃度)が薄くなる病気。原因は鉄分やビタミン類の不足、出血、他の血液疾患に続発するものなど様々です。

その程度に応じてめまいや立ちくらみ、運動時の息切れなどの症状が出現します。

治療

不足する鉄分やビタミンの補充や造血因子の投与、原因となる疾患の治療などによります。重症例では、赤血球輸血を行うこともあります。

症状

血小板は止血にかかわる血液細胞で、著しく減少すれば皮下出血、鼻出血、重症では消化管出血や脳出血などを来します。原因は免疫異常によるものや、大量出血や血栓症での血小板の消費によるもの、造血器である骨髄の異常によるものなど多様です。

治療

治療の方法も原因により様々です。ホルモン剤などによる免疫抑制療法、原因となる疾患の治療、応急処置として血小板輸血などがあげられます。

症状

けがや鼻出血などは日常経験する出血で自然に止血しますが、血液の異常により止血が困難になることがあります。不自然な紫斑や点状出血、鼻出血が止まらないなどの症状が出現します。重症では脳出血などを来すことがあるため、早急な対処が必要になります。

治療

原因は、上記2の血小板減少や血液凝固能の異常で、代表的な疾患としては、血友病(先天性・後天性)、肝臓病、薬物(ワーファリンなどの抗血栓薬)によるものがあげられます。止血剤、原因薬物の中止やビタミンK製剤の投与、凝固因子製剤の補充などで治療します。

症状

代表的な血液がんで、急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病に大別されます。正常な白血球の減少による発熱、貧血による息切れや疲れやすさ・倦怠感、血小板減少による出血傾向(皮下出血、鼻出血など)等の症状が出現します。進行が速いため治療を急ぐ必要があります。

治療

治療の基本は大量の抗がん剤により白血病細胞を全滅させることとされ、骨髄移植などの支持療法のもとで超強力な治療を行うこともあります。他の支持療法として、輸血や造血因子・抗生剤の投与が必要となります。治療法の進歩により完治する例も少なくなく、今後も新薬などにより治療成績の向上が期待されています。診療には人員・施設など十分な環境が必要で、当院では、診断後は精査と治療を大学病院などに依頼することになります。

症状

慢性骨髄性白血病(CML)と慢性リンパ性白血病(CLL)に分類されます。いずれも目立った症状もなく、たまたま行った検査で白血球が増加していることで見つかることが多い疾患です。特徴的な症状はあまりありませんが、ときに脾臓が大きく腫れる例がみられます。

治療

CMLは従来不治とされていましたが、近年その治療が革命的に進歩して経口剤で完治またはそれに近い状態を維持できる時代になりました。CLLはゆっくり進行することから、病状により無治療でしばらく経過を観察する場合もありますが、貧血や血小板減少などが出現する進行例では抗がん剤投与を行います。

症状や治療

赤血球数が多い場合を多血症と呼びます。喫煙や空気の薄い高地でトレーニングした場合など体が自己調整して血液を濃くする場合は病気ではありませんが、骨髄が異常に血液を産生することで赤血球が増えることがあり骨髄腫瘍のひとつと考えられています(真性多血症)。血小板も炎症への反応による増加と腫瘍性に増加する場合があり、腫瘍性の場合(本態性血小板血症)は治療を要することがあります。いずれも予後は良好とされますが、血栓症や他の血液疾患に移行する例も散見されます。

症状や治療

骨髄の造血細胞の腫瘍化によるとされる病態で、末梢血での血球減少により肺炎等の感染症にかかりやすくなり、重症の貧血や血小板減少による出血傾向を来し、また急性白血病へ移行する例もあります。現時点でも特効薬はなく、高齢者では輸血など保存的治療で経過をみる例も少なくありません。

症状

白血球の一種であるリンパ系細胞ががん化して起こる疾患で、その分化レベルにより多様に分類されますが、腫大したリンパ節を切り取って(生検)、その病理組織により診断します。

治療

臨床的には進行する速さなどにより、高、中、低の悪性度に分類され、治療法もそれぞれ異なりますが、基本は抗がん剤の多剤併用によるものです。急性白血病と同様に強力な抗がん剤治療を行うことも多く、当院で診断した場合は、更なる精査・治療のために人員・施設の完備された他の施設(大学病院など)へ紹介いたします。検討の結果、当院で可能な方法での治療との方針になれば、以後の診療をお引き受けすることもできます。

症状

血液がんであるリンパ系腫瘍のひとつです。骨髄内の腫瘍細胞の増殖に伴い、骨病変(骨痛)と骨融解による高カルシウム血症(意識障害など)、貧血、異常タンパクによる腎障害、易感染性(発熱、肺炎、尿路感染症)などの症候が出現します。

治療

最近、新しい薬が次々に開発されたことで、従来不良とされていた予後も大きく改善されることが期待されています。新薬には外来で投与可能のものも多く、当院でも通院治療の可能な疾患です。